篠原 範行 先生 スマイルオン矯正歯科
講演・研修イベント
第2回 日本アライナー矯正歯科研究会
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【Molaristがアライナーを使う理由】
The reasons why Molarist use Aligner - グレーバーの成書の一章である「非抜歯矯正治療」の著者Dr.セトリンとその弟子Dr.グリーンフィールドによる非抜歯矯正治療のテクニックを発展させたフィロソフィーをMolar Oriented Orthodontics(MOO)といい、MOOに基づく治療を実践している矯正歯科医をMolaristと呼ぶ。MOOの反義語としてIncisal Oriented Orthodontics(IOO)があるが、IOOでは矢上面での切歯の位置付けを中心として診断を行うため、小臼歯抜歯の傾向が高い。MOOでは、横断方向や大臼歯の位置付けを中心として診断するため、小臼歯抜歯率が低く、審美的なスマイルと咬合の長期安定性につながりやすい。MOOによる矯正治療は従来はマルチブラケットシステムを使って行われてきたが、アラインテクノロジー社のインビザラインを用いることで、拡大や臼歯の位置付けなど、同様の治療がより正確に、より予測性が高く、より早く行えると考えられる。今回はMOOとインビザラインの親和性について考察したい。
- Molar Oriented Orthodontics (MOO) is based on the philosophy of non-extraction orthodontist Dr. Norman Cetlin and Dr Ray Greenfield. We call an orthodontist who follow MOO Molarist. Majority of orthodontic philosophies are based on Incisal Oriented Orthodontics (IOO) in contrast. As we Molarists place importance on molar uprighting and transverse dimension, we can treat with non-extraction,
attractive smile and long term stability in majority of cases.
Molarists are normally using conventional multi bracket system. But it seems that the invisalign system can get high quality orthodontic treatment result even upon MOO philosophy. Because the invisalign
system can expand dental arch and upright molars more accuracy and predictable. This presentation will show MOO philosophy and the invisalign system have a high affinity.
来歴
1988年 | 大阪歯科大学卒 矯正専門医院勤務 |
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1991年 | 大阪歯科大学矯正学講座入局 |
1993年 | 日本矯正歯科学会認定医 |
1995年 | 兵庫県伊丹市にスマイルオン矯正歯科開設 |
1997年 | 日本非抜歯矯研究会設立メンバー Dr. GreenfieldCADテクニックセミナー アシスタントインストラクター |
2003年 | CADテクニック(現MOOフィロソフィー)セミナーインストラクター |
2006年 | 日本非抜歯矯正研究会コアメンバー(現マスターメンバー、評議委員 日本矯正歯科学会専門医) |
2009年 | 第17回年日本非抜歯矯正研究会大会長 |
2011年 | 「非抜歯矯正治療 Molar Oriented Orthodonticsの実際(共著、医歯薬出版)」出版 |
2014年 | 「一歩抜け出す未来志向の歯科医ライフ」共著、医歯薬出版)」出版 |
主な講演・学会
2011年 | 「非抜歯矯正治療」出版記念講演 |
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2009年 | 第15回イタリア非抜歯矯正研究会総会招待講演 |
2007年 | 第1回セトリンフィロソフィー国際会議招待講演 |
2003年 | アメリカ矯正歯科医会招待講演 |
2002年 | アメリカ矯正歯科医会 テーブルクリニック最優秀賞 “Joseph E. Johnson Award”受賞(日本非抜歯矯正研究会として) |
1999年 | Dr. Greenfield 『非抜歯矯正』出版記念講演 |