村上 久夫 先生 村上矯正歯科・院長
講演・研修イベント
第5回 日本アライナー矯正歯科研究会 (2018)
- We can jump with the MA wings?
- 第2回および第4回日本アライナー矯正歯科研究会で「ファンクションファースト・アライナー矯正治療」についての発表を行いました。「ファンクションファースト・アライナー矯正治療」とは、アライナー治療を開始する前に機能的な治療を行うというコンビネーション矯正治療を意味します。 最初にTrainerシステムを機能的な問題に使用し、次にInvisalignシステムを歯の問題に使用します。 最近Invisalign Firstが発表され、アライナーでの第1期治療も可能になりました。 今回Invisalign MAで治療した症例を検討し、第1期治療としてInvisalign MAの有効性を考察したいと思います。
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We can jump with the MA wings? - I made presentations about “Function-First Aligner Orthodontics” at the 2nd and 4th Japan Academy of Aligner Orthodontics. “Function-First Aligner Orthodontics” means the combination orthodontic treatment by doing the functional treatment before starting the aligner treatment. The Trainer system was used for functional problems first, and the Invisalign system was used for tooth problems next. Recently Invisalign First was announced, so the first stage treatment also became possible by the aligner. This time, the cases treated with Invisalign MA were examined. I would like to consider the effectiveness of Invisalign MA as a first treatment.
第4回 日本アライナー矯正歯科研究会 (2017)
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Function-First Aligner Orthodontics - Function-First Aligner Orthodonticsとは、アライナー矯正治療を開始する前に機能的矯正治療などを行って、コンビネーション治療を行うものを指します。これは、あらかじめ機能的な問題を解決することにより、その後のアライナー治療をよりシンプルな歯の移動にとどめ、治療の予測実現性の向上や治療期間の短縮をはかる事を目的としています。今回、トレーナー、ムーシールド、カリエール、D.B.S治療などをあらかじめ行い、その後インビザラインを用いて矯正治療を行った症例を供覧し、Function-First Aligner Orthodonticsの概念について述べたいと思います。
- “Function-First Aligner Orthodontics” means the combination orthodontic treatment by
doing the functional treatment before starting the aligner treatment. By solving the
functional problem at first, we can make continued aligner treatment a simpler teeth
movement. So, we can improve predictability of the treatment and shorten the treatment
period. I would like to present cases which treated with Trainer, Moo Shield, Carriere
motion appliance, braces at first, and Invisalign treatment after that. I would like to talk
about the concept of Function-First Aligner Orthodontics this time.
第3回 日本アライナー矯正歯科研究会
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クリンチェック・プロとVTOを利用した治療計画
Treatment planning by the use of ClinCheck Pro and VTO - インビザライン治療の成否にはクリンチェックが大切である。クリンチェック・プロが出るまでは、治療計画は文章による指示で作製していた。しかし、歯の移動様式はわかっても、移動量についてはグリッドにより推測するのみであった。このため、クリンチェック上では良い咬合であるように見えても、治療後のセファロデータをみると予想外の動きをしていた場合もあった。
今回クリンチェック・プロが出たことにより、個々の歯の多様な移動を簡単に指示できるようになり、なおかつ歯牙移動表が作成されることにより個々の歯の移動量もわかるようになった。このため、VTOによる治療方針を、忠実にクリンチェック上で再現が可能になった。今回、当院で行っているセレックによるデジタル印象、ドルフィンによるVTO,クリンチェック・プロによる治療計画までの流れを紹介する。 - ClinCheck would be a key to the success of Invisalign treatment. Until the ClinCheck Pro comes out, the treatment plan was ordered by text comments. The movement style of the tooth could know by the ClinCheck, but the amount of movement could only guess by the grid. Therefore, it appears to be a good occlusion on ClinCheck, but it may be an unexpected movements by the view of the cephalometric data. This time, by ClinCheck Pro with 3D Controls came out, we can move individual tooth easily to achieve our treatment gorls and can know the amount of movement of individual tooth by using the tooth movement table. For this reason, the therapeutic strategy by the VTO of a patient can be reproduced on the ClinCheck Pro.
I will introduce a flow of the treatment planning in my office by using digital impressions by CEREC, VTO by Dolphin Imaging and ClinCheck Pro.
第2回 日本アライナー矯正歯科研究会
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【トレーナーとインビザラインを併用した症例】
Treatment with Trainer and Invisalign - まず、混合歯列期よりトレーナー(マイオブレース)システム(マイオファンクショナルリサーチ社)を使用し、不正咬合の原因となる習癖の除去や筋機能の改善を行い、機能的、骨格的な問題の改善を行う。次に、永久歯列期に、インビザライン(アライン社)を使用することにより、歯列の問題の改善を行う。この2期にわたる矯正治療法により、マウスピース型矯正装置のみでの治療が可能になった。今回はこれらの装置の併用した症例を示しながら、当院で行っているワイヤーレスな矯正治療の可能性について紹介したいと思う。
- The young patients with ClassⅡ div.1 malocclusion were treated with Trainer and Invisalign. At first, the Trainer system was used to remove myofunctional habits. The patients changed to Class Ⅰ occlusion after Trainer treatment, but some dental problems still remained. So, Invisalign System was used for straighten teeth. These combination of mouthpiece systems achieved good functional and aesthetic results without braces. I'll show you some case of my wireless orthodontic treatment.
第1回 日本アライナー矯正歯科研究会
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【インビザラインライトの適応症例】
Think about adaptation cases of Invisalign Light - インビザライン・ライトは、インビザライン治療システムのオプションの一つで、治療ガイドによると、前後的関係がⅠ級の患者に用いられ、アライナーの数はクリニカルセットアップ規定及び速度基準に基づく14ステージ以内の治療となっている。適応範囲は、①軽度の不正咬合②MTM治療③審美的な治療④パーシャルまたはコンビネーション症例⑤補綴前処置となっている。
アライナー1個につき、0.25mmの移動、2度のローテーション、1度のトルクが付与されるため、インビザライン・ライトの14個のアライナーでは、3.5mmの移動、28度の回転、14度のトルクが最大で付与できることになる。
今回、症例数の少ないインビザラインドクター向けて、取組みやすいインビザライン・ライトで治療した症例を紹介し、インビザライン・ライトで出来る限界を考えながらアライナー治療方法を検討していきたいと思う。
来歴
1986年 | 長崎大学歯学部卒業 |
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1986年 | 長崎大学歯学部歯科矯正学講座 医員 |
1987年 | 同 助手 |
1991年 | 日本矯正歯科学会認定医 |
1992年 | 村上矯正歯科開業 |
2006年 | インビザラインドクター |
現在に至る | |
九州インビザラインスタディクラブを定期的に開催している |
=所属学会=
日本矯正歯科学会
九州矯正歯科学会
九州インビザラインスタディクラブ
村上矯正歯科(http://www.hello-dr.com/murakami/)
(2014年12月日本アライナー矯正歯科研究会)