
猪狩 寛晶 先生 医療法人社団彩清会 いがり歯科医院
講演・研修イベント
2024年9月7日(土)8日(日)第1回日本インハウスアライナー矯正歯科研究会
-
リファイメントにおけるSMAの活用
Utilization of SMA in Refinement - アライナー矯正治療ではリファイメントが必要なプロセスである。従来のアウトソースアライナーは治療計画や製作に時間がかかり、廃棄アライナーなどの問題が生じる。一方、インハウスアライナーはこれらを解消し、特にSMA(シェイプメモリアライナー)は形状記憶機構により、移動量に対する力を軽減し、装着時の痛みが少ない利点がある。今回、インビザラインからSMAに変更した症例を提示し、インハウスアライナーの有効性を考察したい。
第10回 日本アライナー矯正歯科研究会 (2023)
-
GPによるインハウスアライナーの活用
Utilization of In-House Aligners by General Practitioners - デジタル技術の進化により、矯正治療においては、従来の固定式装置からクリアアライナーへの適用が広がった。しかし、矯正装置の種類が変わっても、後戻りや歯肉退縮は共通の問題点である。一般歯科医(GP)にとっての主要な課題は、歯の保存と歯列の維持であるが、特に歯周病や欠損を抱える症例においては、病的な歯の移動を認め、対応が困難になる。これらの症例に対し、インハウスアライナーは、他の方法と比較して大きなアドバンテージがあると考えられる。本講演では、歯周病に関連する症例や過去の症例を通して、GPがインハウスアライナーをどのように活用できるかについて考察したい。
第2回日本インハウスアライナー矯正歯科研究会
- (仮)「プランBにおけるインハウスアライナーの活用と院内連携」
- 一般歯科臨床では、患者の制約により理想的治療(プランA)が困難な症例がある。当院ではその代替としてシェイプメモリアライナー(SMA)を用いたプランBを実践し、歯科医師・歯科技工士・トリートメントコーディネーター・歯科衛生士等が連携して設計・製作・モニタリングを行っている。本報告では、チームワークを軸にしたワークフローと症例を提示し、現実的かつ患者満足度向上が得られる矯正治療について考察したい。
講演スタッフ:須釜 翼
来歴
1996年 | 東北大学歯学部卒業 |
---|---|
2003年 | いがり歯科医院開院 |
2014年 | 医療法人社団彩清会 いがり歯科医院設立 |
所属団体等
日本歯周病学会 専門医
日本口腔インプラント学会 専門医
日本臨床歯周病学会 認定医
日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医
日本顎咬合学会 認定医
日本顕微鏡歯科学会
日本デジタル矯正歯科学会
臨床歯科を語る会
日本アライナー矯正歯科研究会
須釜 翼
2015年 東北歯科専門学校卒業