
渡辺 仁資 先生 スマイルイノベーション矯正歯科
講演・研修イベント
第4回 日本アライナー矯正歯科研究会 (2017)
-
インビザラインとTADs を併用したアプローチ〜生体力学を考慮した矯正治療のためのTADs〜
Using TADs Approach with Invisailgn ~Biomechanics Oriented Orthodontics for TADs~ - 近年、矯正歯科治療にTADsを併用する症例、論文が多数散見されている。TADsは大きく分けて(1)Plate Type (2)Mini screw (3)Palatal Plate Type(4)Zygoma Typeに分けられる。また、TADsの中で低侵襲かつ設置が容易なMini Screw Typeは、歯根に障害を与えない部位、脱落率が低い部位に対して選択し多く使用されている。しかし、我々のグループは本来矯正歯科治療を行う上で最も重要な要素は計画した歯の移動方向やバイオメカニクスを考慮したポイントの決定と適切なTADsの選択であると考えている。現在当院では、TADsを用いたアライナー矯正治療の計画を立案する際、矯正医が歯の移動方向と牽引方向を決定し、その後口腔外科医が患者のCTおよびSTLデータの重ね合わせを行う。そして、埋入可能な部位を決定後TADsの選択とサージカルガイドの製作および埋入処置を行う。これにより、歯の移動は予定通りの移動を示し予測実現性の高い治療が可能となる。
今回、我々はアライナーによる矯正治療に対してバイオメカニクスを考慮したTADsの選択およびデジタルテクニックを応用したアプローチについて報告する。
【経歴】
平成14年4月昭和大学歯学部第二口腔外科学教室 助教(員外)
平成17年4月Thomas Jefferson大学(米国)留学
平成19年4月昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学教室 助教
平成23年4月昭和大学横浜市北部病院 歯科・歯科口腔外科 診療責任者
平成25年6月昭和大学横浜市北部病院 歯科・歯科口腔外科 講師
平成26年4月昭和大学江東豊洲病院 歯科・歯科口腔外科 診療科長
平成28年4月昭和大学歯学部口腔外科学教室顎顔面外科学部門 講師
【資格】
平成25年5月日本口腔外科学会 専門医 取得