News

2016/12/043rd Japan Academy of Aligner Orthodontics Report

2016年12月1~2日 第三回日本アライナー矯正歯科研究会が東京大学伊藤国際学術研究センター にて開催されました。第三回となるこの研究会では、海外より2001年ごろからインビザラインを 導入し、1500症例から3000症例のインビザライン治療経験を持ち、世界中でご講演経験のある9名の先生方をお呼びし、日本からも12名の先生方によるそれぞれのアライナー矯正治療に関するご講演をしていただきました。

盛りだくさんのプログラムでしたが、昨年を上回る270名がご出席されました。海外からはタイ、 台湾、香港、韓国、カナダ、フランス、ブラジルなどから18カ国もの海外の先生方からご参加いただき、インターナショナルかつ、アライナー矯正治療への関心の高さが伺える研究会となりました。

日本アライナー矯正歯科研究会は「Innovation」を学ぶ場として考えています。過去の経験をま とめた本、論文などを読んで勉強することとは違い、研究会は今を生きる先生方の熱い集まりで なければなりません。研究会では、今、まさに行なってきた旬な症例を基本に、それぞれの先生 方の想いや、経験を共有させていただくことを目的に行なって参ります。

はじめに、大会長の尾島先生より、「2016年第3回大会はアライナー矯正治療の「Evolution」をテーマに「アライナー矯正治療の可能性」「見えない矯正装置」というだけの概念ではなく“What’s behind of aligner orthodontics” をモチーフに私たちはアライナー矯正治療の今後の進化に携わっている、その中の一人である」という内容の熱いOpening でした。1926年、Remensnyder がアライナー矯正治療の先駆的装置を発表してから85年、その時々にアライナー矯正治療に関わってきたすべての人のおかげで今、この研究会は成り立っています。また、ご講演いただく先生はもちろん、ご参加いただく先生方自身も、アライナー矯正治療の時代を支え、進化させていく一人の存在であることを認識された先生方も多いのではないでしょうか。

Keynote Speaker の講演内容についてご紹介させていただきます。

トップバッターはDr.Sabrina Huangのご講演でした。Dr.Sabrinaは台湾でご開業され、Damon Systemの公認スピーカーです。すでに多くのご講演経験のある先生ですが、アライナー矯正治療をご自身の臨床に取り入れ始め、そのご経験から、「Why Aligner ?」という内容でご講演いただきました。問題リストに基づいた適切な診断は、常に歯列矯正治療の成功の鍵であるが、なぜアライナーが選ばれるのかについて、共感された先生も多かったと思います。

インビザラインサミットでもご講演されている1500症例以上のインビザライン経験を持つDr. Yau (香港)は、「The Mysterious “Jump” in Aligner Orthodontics」というタイトルで、 ClinCheckソフトウェアで治療シミュレーションの最終段階で常に起こる「ジャンプ」を利用した症例についてご講演されました。アライナー矯正治療の可能性がさらに広がるような難症例が多く、大変貴重なご講演でした。Dr. Yau は香港の先生なので、症例も日本の患者様に似ている患者様も多く、大変参考になると思います。

Dr.Tommaso Castroflorioはイタリア、トリノ大学の矯正学科の准教授でありイタリア国内、海外にて多数の講演経験のある先生です。今回「Invisalign aligners: from basic research to clinical application」と題した Invisalignアライナーを用いたクラスII補正のdentoskeletal効果を記述した研究の結果と、歯科矯正歯の動きの質へのアタッチメントと弾性の影響についてご講演いただきました。論文に基づく、根拠あるご講演内容は、大変勉強になります。アライナー矯正についても、すでに多くの論文が発表されておりますが、それらを含め、再確認できたご講演でした。

アメリカ矯正歯科学会にて16年連続、また世界中でご講演されている唯一の日本人である菅原準二先生による「Surgery First with Application of Aligners」では歯列全体の3次元移動を可能にする骨格アンカーシステム(SAS)とアライナーを用いたサージェリーファーストの最新のプロトコルについてご講演いただきました。SASのほかに、治療中にQOLを上げ、マルチブラケットシステム(MBS)の治療時間をできるだけ短し、アライナー矯正を取り入れるという内容は、患者様主体に治療を考えらえる菅原先生ならではのご講演です。これでさらにアライナー矯正治療の可能性が広がったことが確認できました。

学会2日目は大会長の尾島先生による「Acceleration Invisalign Orthodontics of Extraction Cases」についてから始まりました。アライナーと加速矯正装置を併用した抜歯症例の治療の期間を短縮した症例についてご講演していただきました。尾島先生のご講演された6症例は今、まさに取り組んだとされる旬な症例で、多くの御参加された先生に新しい可能性をお伝えできたと思います。

Dr. Kamy Malekianはスペイン、マドリード大学矯正学科の教授であり、約1650症例のインビザライン経験をお持ちの先生です。内容はクラスIII症例における治療期間中、高いモチベーションと20時間以上のアライナー装着とエラスティック併用を維持することで短期間で下顎前歯部の審美性を得られることを「Class Ⅲ Malocclusions.Lower Diatalization with Invisalign Technique」と題してご講演いただきました。Dr. Kamy は、アラインテクノロジー社のInvisalign Award にも選べれており、スペインでいち早くInvisalign矯正治療を取り入れられているご経験から、テクニックや解説も大変わかりやすく、すぐにでも取り入れたいポイントがたくさんありました。

約3000症例のインビザラインのご経験があるDr. Schuppとドイツおよびヨーロッパ各国の講演経験をお持ちの補綴医であるDr.Wolfgang Boisseréeによる内容は、「Fundamentals of interdisciplinary cooperation betweenorthodontics and restorative dentistry with special attention to the function」 でした。機能を重視した矯正治療から最終補綴処置への連携治療における重要性、CAD/CAM技術の現在の可能性を様々な症例からご講演していただきました。 矯正治療を行うだけでなく、どのタイミングでインターディシプリナリーをしていくのかなどを考え直すことのできる内容のご講演でした。

Dr. Francesco Garinoは2006年以降欧州Invisalignサミットのスピーカーであり、iTero®スキャナー2.5からElement®までの5年間の使用経験を持つイタリアの先生です。内容は「New tools to improve efficiency in Class II treatments with Invisalign」現在のInvisalignの可能性、患者のコンプライアンス、そして大人と成長過程の10代の両方で治療のタイミングを最適化できる新しい技術についてご講演いただきました。Dr. Francesco はヨーロッパアライナー矯正歯科学会のボードメンバーでもあり、今後、アライナー矯正治療の世界的な発展に重要な先生だと思っています。

Dr. Naranadr Chevangkul(タイ)は、3000症例以上のインビザライン経験 をお持ちの先生です。「Advanced Invisalign with surgery」とのタイトルで、外科的手術前後のアプローチを含むマルチブラケットを用いた方法と、Invisalignを用いた方法を比較し症例検討された内容についてご講演いただきました。Black Diamond Provider であるDr.Narandr は、その豊富な経験から、今回も貴重なご講演をしていただきました。Invisalign を取り入れたサージェリーファーストにも取り組み始めたということで、来年のご講演が楽しみです。

日本からは、昨年から引き続きご講演いただきまして有本博英先生、村 上久夫先生、坂本紗有見先生、久保田衛先生、安 吉佑先生、篠原範行先生、檀 知里先生、今年初めてご講演いただいた 岡藤範正先生、河村純先生、熊谷友理子先生に、インビザラインをはじめ、各アライナー矯正治療に関してご講演いただきました。

最後に、尾島先生より世界のアライナー矯正歯科学会、研究会に関する発表がありました。 1st Aligner Lab EAS(ヨーロッパアライナー矯正歯科会)は2017年2月18日にオーストリアで開催されます。第3回TAAO(台湾アライナー矯正歯科学会)は2017年8月19-20日に開催されます。SEDA(第2回スペインアライナー矯正歯科研究学会)は2017年10月6-7日に開催されます。2日間の講演を通してそれぞれの学会の方たちと共有し、ディスカッションすることができましたことを大変嬉しく思います。

また、Dr.Narandrによる日本アライナー矯正歯科研究会特別講演として、2017年4月13-14

日に開催されることが公表されました。

日本アライナー矯正歯科研究会は来年第4回を向かえます。日程は、2017年12月7日、8日の2日間で開催されることが発表されました。

日本アライナー矯正歯科研究会は、それそれの治療を批判する場ではなく、お互いを尊重し、高め合い、 情報を共有する場として、「innovation」をテーマに今後も活動を行ってまいります。

Other News

2017/07/15

Dr. Kenji Ojima Aligner Orthodontics Seminar

尾島賢治先生のアライナー矯正セミナー2017を開催いたします。

2017/05/20

The 3rd Taiwan International Symposium of Aligner Orthodontic

第3回台湾アライナー矯正歯科学会からお知らせです。
The 3rd Taiwan International Symposium of Aligner Orthodontic

□ タイトル:【Trouble Shooting in Aligner Orthodontics】
□ 日時:2017年8月19日(土)〜20日(日)
□ 場所:台灣大学 法律学部 (College of Law, National Taiwan University)
Tsai Lecture Hall , No. 1, Sec. 4, Roosevelt Road, Taipei
http://www.law.ntu.edu.tw/index.php/about/map-and-directions
□ 言語:Invited lecturer(英語) / Taiwanese lecturer(中国語:英語通訳あり)
□ 早期申し込み:2017年7月30日まで
□ JAAO 会員の先生方でご出席可能な先生は、あらかじめ事務局にご連絡いただければ、詳細をお送りさせていただきます。
その際、お支払いは、専用のオンライン・クレジットカードからそれぞれお支払いいただきます。

ご出席可能な先生は、
第一弾:2017年5月22日(月)まで
第二弾:2017年5月31日(水)まで
に japan.aligner.ortho@gmail.com までご連絡ください。

□ スピーカーのご紹介:
Dr. Yi-Kwong Yau(香港)
Dr. Tian Jie
檀 知里 先生(日本)
有本 博英 先生(日本)
Dr. Yu-Tang Lin(台灣)
Dr. Shih-Yu Chen(台灣)
Dr. Tony Wo(台灣)
Dr. Yi-Kwong Yau(香港)
□ モデレーター:
尾島 賢治 先生(日本)
Dr. Narandr Chevangkul(タイ)

□ 詳細ページ: taao2017.com
TAAO President:Stephen Chang
TAAO Chairman: Edward Hu
TAAO phone number:(886)956-348-350

Welcome to join the symposium
https://youtu.be/nTUbgvSjY40

2016/12/04

3rd Japan Academy of Aligner Orthodontics Report

2016年12月1~2日 第三回日本アライナー矯正歯科研究会が東京大学伊藤国際学術研究センター にて開催されました。

2016/11/29

To participants in the Japan Academy of Aligner Orthodontics

<日本アライナー矯正歯科研究会 ご参加の先生方へ>
第三回 日本アライナー矯正歯科研究会まで 残りわずかとなりました。
当初予定していた人数を大幅に越えるご参加お申し込みをいただき、ご参加いただく皆様にとって、有意義な研究会になるよう、現在準備を進めております。
研究会事務局より 当日のご案内をさせていただきます。

Contact JAAO Office

With support from Companies affiliated with aligner therapy, JAAO aims to become one of the most prestigious scientific societies in the world. If you want to sponsorship or interview us, please contact us.

Contact Us

  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP

  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP
  • TOP